第六日がなんで金曜なの

 昔「星期六我的電視」というテレビ深夜番組が東京であった(歳がばれる)。僕はちょうど中国語を独学始めた頃だったので普通に北京語発音で脳内再生されていたが、中国語知らない日本人はどうやってあの番組名を発音していたのだろうか。土曜日僕のテレビ、という意味だ。星期六=土曜、は、あの番組名のおかげもあって強力に僕の脳にインプットされた。
 ところがベトナム語では金曜を「第六日」(nga`y thu+' sa'u)と称する。
 中国語で第六曜といえばそれは土曜を指す(星期六 xing1 qi1 liu4)。中国語とベトナム語で一日ずれてるので混乱する。
 日曜は中国語では星期天といい、ベトナム語では主日(nga`y chu? nha^.t)と言って、どちらでも特別な言い方をする。その次の日は中国語では第一曜(星期一)。ごく自然だ。
 なぜか、ベトナム語の曜日には「第一日」がないのだ。月曜はいきなり「第二日」(nga`y thu+' hai)。なんでじゃ…。