「人民党が救国党の要求を容れなければ、群集は希望を失い、いつでもデモに立ち上がるだろう」

与党人民党と野党救国党は昨日20日、国民議会選挙における不具合を調査する委員会を組成するための協議を、国民議会において約3時間行いました。
協議終了後、救国党側は、9月8日までにこの委員会が組成されるかどうか疑わしいと記者団に語り、「この問題を解決するための責務を果たすことは人民党側の役割である」と述べ、委員会の構成をめぐって議論が平行線をたどったことを示すとともに、救国党にとって受け入れ可能な解決策を人民党が示さないかぎり、人々が「希望を失い、街へ繰り出すだろう」と語り、デモ決行を繰り返し示唆しました。
「こんにち人々はいかなる脅しをも恐れない。彼らはいつでも立ち上がる」と救国党側は強調しました。
救国党のカム=ソカー副党首は先日の演説で、国連介入なければデモが発生し、それにより流血が発生すれば国連の介入が得られるだろうと述べており、昨日の救国党側の発言は、人民党との駆け引きを有利に導くために流血事態も辞さない救国党のこうした強硬姿勢を崩さない構えをあらためて示したものとみられます。
いっぽう人民党側は、この協議が行われたという事実そのものが両党の問題解決へ向けた前向きな姿勢の具現化であると評価し、協議を継続していきたい考えを示しました。

http://www.cambodiadaily.com/elections/talks-between-political-parties-prove-fruitless-again-40374/