大卒がウチを辞めまくる理由。

大学での専門が会社で活きるのはひと握りのひとたち。
だから最初払う給料は能力に対してですらない。
期待に給料払うのだ。

そこをきちんと最初に言っとかないと、
「能力ついたから給料上げろ」とか、
能力つかないやつが「なぜ給料下げるか」とか勘違い主張する。

このアホらしさを解消するためにinternship(カタカナのインターンシップに非ず)は本来ある。
もちろんこれは、
「一定期間つとめあげたから能力つきました」
となる保証できる性質のものではない。
逆だ。

大学がそれわかってなくてどうする。

internshipでコンピテンシまで見るとか酷なことはいわない。
相手は学生だ。
能力つけるまででせいいっぱいだろう。

なのに大学がよこす評価項目にコンピテンシ的なものが多い。
そこまで至れるとおもうほうが思い上がりだろと。

よく知られるように、まだコンピテンシもないのに若手には能力のみに給料払うのが日本式人事だ。
年寄りがつかえていて若手に活躍の場を回せないからだ。
そのぶん期待給は一律に低く個々人を見ない。
この方式を無批判に海外で適用する日系企業があとをたたなかったのは周知のとおりだ。

よって解は
(1) コンピテンシ重視の評価制度
(2) 期待給による差別化と個人評価

のいずれかとなるが、大学生がやる気のなさを示すのは(1)に対してだ。
大学行くようなやつにハングリー精神はない。

だから救いがたいが、特殊技能分野(コミュニケーターとか)でどうしても最低限人数の大卒をリクルート&リテインせねばならないなら、そこだけ(2)の導入を検討しないといけないよね。
そこをウチは今まであまりやってこなかった。
だから3年間で大卒が辞めまくっています(笑)。
「なぜでしょう?」
と昨日聞かれて、答えようとしたけど
「あ、僕たちキャピトルバスに乗る時間ですので」
と遮られたので、答えをここに書いておきますね。

なので、大学が企業インターンシップに求めてくるものがいわばコンピテンシ志向育成の丸投げであることは、そもそもからして企業側の大卒観とあいいれないんですよ。