猫ひろし問題Wiki追記用原稿

http://www10.atwiki.jp/omankohiroshi/


追記お願いします。もちろん掲載の当否判定はお任せします。



とりあえず思いつく範囲で追記します。
私見が入ってると思われる部分や、わかりにくい部分、不足の部分など、編集やさらなる追記を歓迎します。
重複ゴメン。


FAQ


Q. ブンティンはもうロンドン五輪諦めたんでしょ?
A. まるで諦めてません。

http://www.phnompenhpost.com/index.php/2012033055325/Sport/hem-bunting-and-ly-nary-wind-up-kenyan-training-head-to-paris.html
カンボジアのトップマラソン選手ブンティンらがケニアでの83日特訓終え、パリマラソン出場のためパリに31日到着、ロンドン五輪へ向け参加標準記録B超えに自信。
[抄訳]
カンボジアのトップマラソン選手ブンティン(男子)とナリー(女子)がケニアでの83日間高地特訓キャンプを終え、4月15日パリマラソン出場のため3月31日パリに到着する。
ブンティンはロンドン五輪へ向け、ラオスでの自己記録を7分縮める2時間18分(参加標準記録B)超えに自信を示した。
コーチ「厳しい練習に耐えぬき、大幅な向上を見せた。ロンドン五輪出場資格獲得は大いにありうる。いくつかの五輪へ行ったコーチとして、私は言わねばならない。ブンティンもナリーも、五輪に参加してカンボジアを代表する機会にふさわしいと」
コーチ「五輪の意義は勝つことにのみあるのではない。自国を代表し、自国の人々に誇りを感じさせるということでもある。カンボジアにとって貴重な機会であると私は信ずる」
カンボジア人トップ3名の不可思議な「辞退」で猫ひろしについて長文記事を載せたPPPostが、この記事ではNekoのネの字にもふれないのがワロタ。あえて…だろうなやっぱ。ブンティン側も。そして猫関係なくロンドンも出る気マンマンのブンティン。
記事中にある、ブンティンらを支援している「カンボジアで操業する農業企業AAPの日本支店」というのは、ググるとおそらくここのことですね。(株)FIRST不動産 firste.jp/index.html
ていうかこれでブンティンがパリで参加標準記録B切っちゃったらどうなるの? 一般論として、特例枠そのものが消滅したりするんでしょうか。それだと大変痛快なのですが。
この記事読んだときは身体が震えました。生まれて初めて、一人のマラソン選手を心から全力で応援する気持ちにいま俺はなっています!


Q. 猫ひろしはもう日本国籍じゃないんでしょ?
A. 猫ひろし日本国籍を失ったとの報道は一切なされたことがありません。

国籍法第11条によれば、自らの意思で他国の国籍を取得した人は、その時点で日本国籍を自動的に失います。日本は重国籍を認めていません。
しかし、11条該当者であっても、二重国籍者に対して設定された13条の日本国籍返上手続がなされないかぎり、現実には日本国/法務省として重国籍の事実を把握できない可能性があります。どうなのでしょう…。
11条が現実に適用されるのであれば何の問題もありません、というかぜひとも厳格に執行してもらいたいです。実際には、申請しない限り執行されないんではないかというのが心配です。
しかも13条の手続は、重国籍となった事実の発生した日から2年以内に行えばよいとされています。これを悪用する者もいるかもしれません。
日本国籍を失った人であるならば、日本に滞在するためには、当然、外国のパスポートに、外国人として必要な査証を取得したうえで入国・滞在しなければなりません。そのへんの報道もこれまでまったくありません。それによっては法務省仕事しろになる可能性もあります。
外国籍取得したことを公言しながらなおも日本に居住し大手を振ってマスコミに出ている人間が(ここまでは報道事実)、仮に日本入国査証を取得していないとしたら…? 誇張でなく日本国の主権にかかわる問題です。


Q. こんな「遅れた小国」に日本人が帰化して、カンボジア人は歓迎しているんでしょ?
A. 逆の立場で考えてみて、どう思いますか?

アンコール遺跡を擁するカンボジア人の、自国へのプライドは、人一倍高いです。
「アンコール ビール」のスローガンも「My Country, My Beer」ですし、その他枚挙に暇がありません。むしろ「遅れた小国」だからこそかもしれません。
いずれロンドンが近づけば、カンボジアでも「カンボジアからは誰と誰が出場…」って報道されるはず。その時が怖い。「は? なんでそこに日本のコメディアンがいるの?」と日本人へ一斉に矢印が向く。カンボジアで日本人はオモテを歩けなくなるのではないかと心配です。
ただしカンボジア陸連のペン・ブティ専務理事は「猫さんは経済大国から来てくれた」として歓迎しています。「経済」はキーワードかもしれません。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/03/25/kiji/K20120325002906760.html

[2012年4月2日13:41(カンボジア時間)追記] とりわけ今年2012年は統一地方選挙があり、来年2013年には国政選挙があることから、それに向け一段とナショナリズムが高揚されていくと予測されます。そうした中カンボジアの唯一の枠を日本のコメディアン…カンボジア人の愛国心を逆撫でして思わぬ事態に至ることがないか、非常に心配です。


Q. 猫ひろしカンボジア語できるんでしょ?
A. ほぼできないと推測されます。

「チュマールひろし」を自称してますが、クメール語は最後のrは読まないのですよ。chhmar(猫)もそう。チュマー。カンボジア人から一度でも呼ばれてれば気づくはずなのですが…。


Q. カンボジア人はオリンピックになんか興味ないんでしょ?
A. カンボジアの首都プノンペンの真ん中に「オリンピックスタジアム」があります。

これは昔、オリンピックに憧れて建設されたものです。
カンボジアは虐殺や戦乱で、長い長い間、オリンピック出れなかったのです。選手も極端に貧しいのにがんばってやっと北京出たと思ったら、その矢先にこれかと。


Q. カンボジア国籍なんて簡単に取れるんでしょ?
A. 最低7年滞在、あるいは2000万円を納めることなど、さまざまな条件が存在します。

少なくとも、
http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2012/news/track/marathon/1/20120331-OYT1T00443.htm
で報じられているような、「現地事務所を持つ同社が保証人になる」だけでは国籍は取れない。


Q. カンボジア側から猫ひろしに打診があったんでしょ?
A. 最初のアイデアは日本側からです(ホリエモン?)。「ブンティンを支援しながら猫ひろしも」という形で、カンボジアへ接近していった様子が、たとえば下記ページなどからわかります。

http://blog.livedoor.jp/watanabekentarokun/?p=2
「今後の方策としては、まずはオリンピック出場に向けヘム・ブンヘン(ママ)を支援し、彼の協力を得て猫ひろしの出場へのチャレンジを行うこととなっております。」
まったくの不勉強にしてこの記事は未見でした。いろいろつながった感じ。しかし…完全に本末転倒してしまった形ですね…。それとも渡邊氏としては初めからブンティンからは吸い取るだけ吸い取ってポイのつもりだったのか?
支援相手の名前すら間違える。本当に本気で支援するつもりがあったのか?
ブンティンが猫ひろしと揃いの「〜魂」という日本語のゼッケンを付けてマラソンに出た報道写真が昔出ましたので、この「協力」は形としてある時点では行われたのでしょう。


Q. 猫ひろしより速い選手がカンボジアにはいないから猫ひろしが選ばれたんでしょ?
A. ブンティンは猫ひろし(別府での記録)より5分も速いです。2009年にラオスで2時間25分台をマークしています。

2011年6月のプノンペン ハーフマラソンでも、猫ひろしはブンティンに遅れることたっぷり5分後に2位ゴールした。
にもかかわらず、11月のインドネシアの首都ジャカルタで行われた第二十六回SEA Gamesで、クメール アマチュア陸上競技協会は、ブンティンは「規律違反のかどで」派遣団から外されたと発表した。アンコール=ワット国際ハーフマラソンプノンペンラソンで2回優勝した彼はこれを「えこひいき」であると非難している。
ブンティンのほかにも、男子トップマラソン選手2名(計3名)がこのとき「出走辞退」と直前に突然発表されている。
http://d.hatena.ne.jp/mimizawa/20111112


Q. 国籍変更して出場なんて、今に始まったことじゃないでしょ?
A. 特例枠を奪うというのは、オリンピックの歴史始まって以来の行為だそうです(この点、ソース求む)。


Q. 猫ひろしはマラソンランナーとして優れているんでしょ?
A. なかやまきんに君よりは遅いです。

http://news.livedoor.com/topics/detail/6424757/


Q. 猫ひろしはオリンピックをまじめにとらえているんでしょ?
A. オリンピックのゴールテープを切った後にしょうもないギャグを披露する予定。


Q. カンボジア猫ひろしを受け入れているんでしょ? 外国がとやかく言うことじゃないんじゃね?
A. カンボジアでは猫ひろし五輪決定の件は、カンボジア語・英語ともに、4月1日時点でまったく報道されていません。
[2012年4月2日13:32(カンボジア時間)訂正] (認識不足でした。)数日前に英字紙「The Cambodia Daily」紙が報じたそうです(恥)。金銭の動きなども含めて書かれているとのことです。

こうしたことから友人が、市場でカンボジア人が話題にしているのを耳に挟んだとのことですが、「名前がチマー(クメール語で猫)って何だいったい」的な否定的な反応だったそうです(4月2日友人談)。

ただし、2011年11月のSEA Gamesでカンボジア人3人が不可解な「辞退」を発表され、猫ひろしだけが走る形となったことは、「The Phnom Penh Post」で長文で報じられました(恥)。
http://d.hatena.ne.jp/mimizawa/20111112


Q. 自分の夢を頑張ってかなえようとしてる猫ひろしは悪くないでしょ? 職業差別?
A. ブンティンはじめカンボジアの選手は自分の夢を頑張ってかなえようとしていないのでしょうか?

かりにその想いの量(定量できるものではありませんが)が同じであるとしても、大方のカンボジア人と同様の貧しさのなかでずっと頑張ってきて、ついに北京オリンピックにも出場した英雄的カンボジア人と、カンボジアに住んでいないカンボジア語も話せない「元日本人」とでは、どちらがカンボジアの代表として歓迎されやすいでしょうか。