恋人が獅子舞
今年のベトナムは、バレンタインデーが元日だそうだ。
故郷が違う二人が里帰りでバレンタインプレゼントできなくて、しょうがないから電話で「これが今年のバレンタインプレゼントだよ」とか言って甘い言葉か、電話でチュッとかするかもしれない。
そんなベタな歌やテレビドラマも、ベトナムだったら誰かアホな作詞家か脚本家が一人ぐらい書いてオンエアしちゃいそうな緩さがある。
あるいは、恋人が獅子舞に扮してバレンタインのプレゼントくれたりするかもしれない。
さすがにそこまであさってなシナリオだと逆に見てみたい気が起きてくるから困る。
獅子舞は実は彼女が里帰りした故郷に住む若者で、それがきっかけで都会の恋人と三角関係が…という1クール。
もっとも、獅子舞がテトでも出るのかは知らないが。
中国正月には、獅子舞と新年オヤジ(めでたげなオヤジの顔のかぶりものして踊る)が付きものというベタなイメージがある。
そして中国人がニコニコして「リオー、リオー」言ってるベタなイメージがカンボジアにはある。中国人はハオハオ言おうとしてルオーをこう訛っちゃうという記号だね。
新年ソング集DVDでも、中国人(ふうの恰幅のいいオッサン)が「リオー、リオー」言ってないと買ったほうの気がすまない。