ダナンでインド
231 Trần PhúのMumtaz。インド料理屋。初めて行ってきました。
普通に美味でございます。インド料理屋に入ったら、インド人が出てきて、インド料理をいただけました。以上。
あ、「普通に」は日本の若者ことばで、それってほめ言葉(C)NHK ですからね!
無難に、Mutton Masalaとジーラライスを食べた。
plain riceはメニューにない。本格的な店だなあ。
spicy? ときかれたのでspicy指定した。
ほどよくspicyですばらしい味。
インド料理屋によくある、4つの丸い小瓶が円形につる下がった卓上調味料ミニラックはなかったが、かわりに小皿で、らっきょうみたいな赤い実をすっぱくしたものがついてきた。
しかし、調味料ぜんぜん要らない味。そのままもりもりいける味。
+スプライトで14万ドン。ほんとは141,000ドンだったがおつり6万返ってきた。
ここいらは昔チャムの国だった。この店からすぐそこに、ダナン市内唯一の文化的観光地である(とか言うとおこられそうだな)チャム博物館がある。
チャム人はインド系文化だったというが、食事はどうだったんだろう。
カンボジアもインド系文化といってるけど、食事はぜんぜんインドっぽくない。チャムもそんな感じだったんだろうか。
まあ、インドに染まってたのは上流階級だけで、一般庶民はべつに〜って感じだったのかもね。日本の隋唐文化みたく。
チャム博物館でおもいだしたけど、この博物館の名前をベトナム語で見ると、チャムがChăm(チャム)と短母音になっているのでアレッと思った。カンボジアではចាម(チャーム)と長母音だからだ。チャム語的にはどっちに近いんだろう。
ひょっとして、朝鮮語や北京語などのように長短区別のない言語だったりするんだろうか。カンボジアでも、チャムパ国というときはប្រទេសចំប៉ា(チョムパー)と書くので、その可能性はけっこうあるかもしれない。
なお、今年末ヴィエンチャンで開かれる東南アジア競技大会のマスコットの象さん↓
http://blog.arukikata.co.jp/tokuhain/jica/2009/08/post_155.html
の名前にもなっているラオス国花のチャムパーは、ចម្ប៉ាと脚になる。クメール語スクリプトは脚がある分、初学者には読みやすい反面、タイ語やラーオ語より覚えることが多くて困る。
デリバリーメニュー見てたら、サイゴンのBùi Viện通りの外れのほうに支店があると書いてある(そっちが本店か?)。おお、そこなら入ったことあるかもしれん。常宿の目の前。
デリバリーメニューに、1区と3区へは10万ドン以上は無料配達いたしますと書いてある。10万ドンいかない注文ってどんな注文よ。おかずだけ頼んで米は自前とか? それか逆にナンだけとか? サモサだけってのはありそうだな。そういうときは配達料15000ドンだそうだ。人件費も考えたらほぼ実費レベルといえる。
ていうかダナンの1区とか3区ってどこよ。サイゴンの中心部は1区と3区だから、これはきっとサイゴンの店で使ってるデリバリーメニューをダナン用に流用新版するとき、直し忘れたのだろう。してみるとやはりサイゴンが本店か。まあ、ダナンが本店なんてありえないですが…。
工業団地のまずい配給昼メシのかわりにこれを食べたいけど、遠すぎて持ってきてくれないだろうなあ。
ああやっぱ自分はカレーがないと生きていけない、と実感した夜でした。
日本食屋「ふるさと」のカレーも美味いんだけど、舌が子供の自分には、辛さが足りなくて、ガツンと来ないんですよねえ。
暑い国ではやっぱガツンでしょ!