成田空港の駅の売店 − 日本の縮図

 東京を訪れる外国人が初めて触れる日本。
 それは多くの場合、成田空港の駅の売店だろうと思う。

 成田空港第二ターミナルから駅へ向かう途中、改札の手前にちょっとした(ほんとに、猫の額ほどの)空間があり、そこに2軒の飯屋がある。
 めちゃくちゃ狭い。狭いのをいいことに、トランクは店外に並べて置いておけとか書いてある。日本はほんとに豊かな国なのか、とここで疑念が生まれるだろう。
 2軒とも、喫煙可とデカデカ書いて、それを売り文句にしている。このご時世に、禁煙スペースで食事をすることすら許されないのだ。日本は先進国じゃなかったのか、という疑念がここで生まれるだろう。
 日本の玄関としての成田空港駅。もうちょっと、考えてほしいと、国交省のお役人さんたちには願う。


 まあ、その前に2010年羽田が拡張してくれて、そこから乗り降りできるようになって、成田バイバイになるなら理想なんだけど。