テレビに近すぎは近視の元…ではない?

 真っ暗な居間で、テレビから1メートルの距離に、3人仲良く並んであぐらかいて、妻と息子と妻母がブラウン管のケツに見入っています。


 子供のころ
「テレビを見るときは、部屋を明るくして、近すぎないようにしましょう」
と言われたものだ。
 最近買ってきたアンパンマンのDVでも、最初にばい菌マンが同じことを言っている。


 このテレビは、私が初めてこの家を訪れた5年前には、すでにここにあった。
 しかし妻も妻母も眼は健康そのもの。視力0.1未満(日本式)の私とは大違いだ。
 考えてみれば、私も子供のころ、夜中「11PM」とかを凝視していたが眼が悪くなることはなく、中3になってNHKラジオでロシア語の勉強を始めてからテキメンに悪化した。聴きながら、親にバレないよう、電気を小球しかつけず書き取りしていたからだ(テキストを買うカネをケチって)。

 もしかして、真っ暗な部屋でテレビに近すぎると眼を悪くするというのは、神話なのかもしれない。
 そんな考えがふとよぎった。