放水と催涙ガスと威嚇射撃、負傷者発生、救国党集会解散せず

川沿いで鉄条網バリケードを除去しているデモ参加者に対し、警察・憲兵は放水車2台を使用して放水を浴びせています。デモ参加者1人がこの放水の圧力により鉄条網で負傷、病院へ搬送されました。これを受けてデモ参加者は、鉄条網を分解した破片や石を放水車に投げつけています。

川沿いシソワット通りのウンナーローム寺付近では空に向けて数発の威嚇射撃が行われました。重傷者が1人出たとの情報があります。これを受けて、ウンナーローム寺付近にはデモ参加者が集結しつつあります。警察・憲兵は催涙弾の使用を開始しています。

救国党のソーム=レアンシー党首は、衝突の現場でデモ参加者たちの先頭に立ち、警察・憲兵と談判しています。これを受けて、警察・憲兵はウンナーローム寺付近のバリケードの撤去を開始しました。

デモ参加者の群衆が、現場にいたテレビ局のレポーターをリンチしようと試み、レポーターはプサー=カンダール一番町役場内へ逃れました。

川沿いのバーは閉店する所が増えています。

今日15日日曜午後3時頃、野党救国党のユム=ソヴァン議員は民主広場で集会参加者に向けて演説し、明日16日月曜朝に与党人民党との協議を行うまではさらなる路上デモはひとまず行わない方針を発表しました。しかしながら路上デモは継続しており、別の救国党筋は、今夜9時まで継続するとしています。

内務省が認めた集会開催時刻が終了した午後6時を過ぎてもなお、民主広場およびその周辺には、現場の記者の見立てで数万人が集まっています。救国党は、3日間の泊まり込み集会をここで行うとしています。