サーム=レアンシー党首が10日間の訪米へ

野党救国党は昨日6日夕方にプノンペン中心部の自由公園で集会を行い、主催者発表で1万人が集まりました。
サーム=レアンシー党首が壇上に上がり、首にかけた花輪を聴衆へ放ると、支持者たちは熱狂的に両手を高く挙げてその花輪を受け取ろうとしました。
党首は演説の中で、娘の結婚式のためまもなくボストンへ行き、米国に10日間滞在すると発表しました。
米国は先月の選挙キャンペーン中、党首のカンボジアへの帰国を強く支持し、帰国後にも米国大使が党首を大使館に招いて非公開の会合を行なったりしており、訪米はこうした米国政府とのつながりを深める目的もあると見られます。
「状況は改善されたし、党の具合も良いので、数日間行って帰って来ても大丈夫だと思う。私にはさまざまな責務があるが、娘に、私も人の子であり父であることを見せる最後の機会だ」と党首は、カンボジアへ戻ってくる意志を強調しました。
党首は先日まで有罪判決によりフランスに4年間逃れていましたが、選挙キャンペーン期間中にフン=セン首相の判断により恩赦が出たためカンボジアへ帰国した経緯があり、今回出国してもカンボジア再入国には問題がないはずと見られています。

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