投票所にベトナム人っぽい顔の人が来たらクメール語をしゃべらせてみて、ちゃんとしゃべれない人には投票させない運動が全国で展開

第五回国政総選挙投票日の今日、ベトナム国境の各州やプノンペン市内を中心として、投票所にベトナム人っぽい顔の人が来たらクメール語をしゃべらせてみる運動が全国で展開されていると、独立系選挙監視団体コムフレルが発表しました。
言葉や発音が不正確な人については、運動参加者たちが厳しく追い返し、投票させないということです。
これに反発する有権者と運動参加者との間で、一部では暴力衝突が発生しているということです。
当局は、そのような運動をやめるよう働きかけており、ター=カエウ・カンダール州では、運動参加者数十名を拘束したということです。
野党救国党は若年層からの人気獲得のため、選挙キャンペーンの中でたびたび、「ユオン」の全員国外追放を強く訴えるとともに、「ユオン」が不当に選挙権を得ていると主張しており、救国党支持者たちはパレードで「カップ ユオン!」(ユオンを斬れ!)とシュプレヒコールを叫んでいたと伝えられています。
「ユオン」は、ベトナム(人)を意味する、ベトナム人が快く思わない呼称です。

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