アシックスの靴の工場、工員3千人の半分が14〜17歳の少女…工員談

一方、ILOの調査結果では18歳未満は3名だけでした、とアシックスは発表。
先日の工場崩壊で亡くなった一人も、CV偽造で、実は15歳、というお母さんやご近所の話でした。


15歳以上18歳未満については「保護者の同意書を得て、hazardousでない作業に限り雇用することができる」と労働法に定められています。
カンボジア大六の作業はhazardousではないと思いますので、この規定を根拠にこの年齢帯も採用しています。
工場の、靴や服を作る作業がhazardousでないかどうかは私にはわかりません。
14歳はちょっと言い訳できませんが…。


記事中「カンボジアのゆるい労働法により」というのは明らかに筆のすべりで、後のほうに書いてあるように「労働法のゆるい −ないしはその執行のゆるい−」の後者が正しいですね。
カンボジアの労働法の文面自体は非常に厳しいですので。
…と思ったけど、もっと後のほうに上述のようなことも触れられているので、この記者的には、15歳以上18歳未満の雇用を許している規定自体がゆるく感じられるのでしょう。
欧米から今回の件でいろいろなメディアが取材記事を出していますが、ときに、このような主観の相違を非常に感じます。
欧米にはマックの高校生バイトとかいないのだろうか。


まあ問題は、労働法や関連法令だけ勉強してもカンボジアでは必ずしも企業を十全に経営できないということですが…。

http://www.theglobeandmail.com/news/world/underage-labour-finds-a-new-frontier-in-cambodia/article12256586/