才能の無駄遣い

 行きつけのレストランに、無駄に各国語できる店員の女の子がいる。
 こっちが日本人と知りながら、わざと「ニーハオ」とか「アンニョンハセヨ」とか挨拶してくるし、英語ネイティブの客が来れば問題なく相手してる。
 一度ギャフンと言わしたろうと思って、「メルシーボークー」とか「ヴーレヴー アンコームヨーイアン?」とか言ったら、ぺラペラフランス語で返してきて、何言ってるかわからんかった。
 「ニーシーナーリーレン?」「ニーホイパイホワマ?」ときいたら、またペラペラ中国語で返してきて、何言ってるかわからなかった。
 「Mamma Mia! いいよねあの映画、hayだよね! 楽しいよね!」とかお前は本当にベトナム人なのか?(まあ、この映画はほかの店員も「有名だよ、わたしも知ってるもん」とは言ってましたが…)
 無駄なこの才能はどうして活かしてくれよう…。
 うちの会社の「日本語できます」という触れ込みで入社したらしい社員に、爪の垢でも呑ませたい。交替しろよマジで…。


 言語は、Tim Ferrisはそうじゃないと言うけれど、確実に先天的向き不向きがあると思う。