アラビヤの歌
ゆったりしたヘ長調のカンボジアの女性歌、私が勝手に「アラビヤの歌」と呼んでいた歌がある。
アラッビーヤ、ヤ、ヤ、アラッビーヤ。
アラッビーヤ、ヤ、ヤ、アラッビーヤ。
アラッビーヤ、ヤ、ヤ、アラッビーヤ。
アラッビーヤ、アラッビーヤ、アラッビーヤ、
happy!
おしまいにつけたりのように同音で歌うhappy。これが可愛らしいのだが、長年疑問だったのは
「なぜ、カンボジアでアラビアの歌を?」
「もしかしてこれはオリジナルソングがアラビアで、カンボジアでなぜかインスパイアされたのか?」
「しかし…音階が全然アラビアっぽくないぞ」
ということだったが、先日ギモンが解けた。実はこれはソラミミで、ほんとの歌詞は
A happy year, year, year, a happy year.
A happy year, year, year, a happy year.
A happy year, year, year, a happy year.
A happy year, a happy year, a happy year.
happy!
正月の歌だったのだ!
hとrの区別があいまいなのは、カンボジアのどの地方のナマりか知らないけど、うちの妻もかなりキツい。
タウ リアン(学校に行く)はタウ ヒアンに聴こえるし、1ドルはムヒエルに聴こえる。
おまえはブラジル人か!
ちなみに、この国のお正月飾りのご多聞にもれず、この歌も一年中を通じてあちこちで聴けることは言うまでもない。
アラビア余談
Tim Ferrissが、アラビア語のNice to meet you!をネイティブに教わったので、それ以来アラビア人に会うたびに言ってたら、そのたんびに
「おおお、なんでそんな言葉知ってるアンタ!」
ってなって、家へご馳走に呼ばれるわ、家族紹介されるわで大変だったってインタビューで言ってた。
自分も、いろんな言語ただ学ぶだけじゃなしに、せっかくなんだから必要な場面以外でももっと使うべきだと思った。
と思ってたら今朝さっそくいつもの中華料理屋入ったとたん、毎度頼んでる料理名を店長からスタッフから連呼して、調理が始まりそうになったんで、
「Jin tian bu chi!」
とあわてて叫んだ。でもこれも、やっぱ必要に駆られて、の一場面だよなあ…。