選挙管理委員会の構造改革、選挙関連法令の改正、選挙人名簿の作り直しで与野党合意したと野党救国党が支持者群衆に発表、国会ボイコットは依然カードに

昨日16日に国民議会で午前9時から午後1時45分まで5時間近くにわたり行われた、フン=セン首相ら人民党代表5人とソーム=レアンシー党首ら野党救国党代表5人との、選挙結果をめぐる政治的膠着状態を打開するための協議の後、両党は、選挙改革・非暴力・協議継続の3点で合意したと発表しました。
両人は協議終了後、報道陣のカメラの前で握手をして見せました。
両党の報道担当はともに協議について、喜ばしく、実り多かったと評価する声明を述べました。
救国党の報道担当を務めるユム=ソヴァン議員は、今後も国連主導の選挙不具合調査委員会の設立を要求していくとしながらも、「両党は妥協点を見出すことを考えなければならない」とも述べました。
ただし同議員は、救国党が国民議会をボイコットしないという保証は与えていないと語りました。
合意したと発表された選挙改革について同議員は、「選挙管理委員会構造改革、選挙関連法令の改正、選挙人名簿の作り直しなどが必要だ」という具体的諸点でも合意したと踏み込んで述べました。
ユム=ソヴァン議員・ソーム=レアンシー党首らは午後4時から、救国党が3日間泊まり込みデモを行なっている民主広場で、こうした点で合意したと参加者群衆に向けて発表し、これを受けて参加者群衆は一様に喜びを表明しました。
泊まり込みデモ2日目となった昨日16日夜、民主広場にはおよそ1000人が泊まり込み、今日17日、最終日とされる3日目を迎えています。

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