クロチェ州の一部の投票用紙袋がきちんと封印されていなかった問題で救国党「乱暴がなく、秘密投票が行なわれたといっても、このような選挙は公正で透明とはいえない」選挙管理委員会「投票所職員の給料が安いので厳罰は課せない」

先々月に行なわれた国民議会選挙に関する異議申し立てを検討している憲法評議会は先月31日土曜、クロチェ州の一部の投票用紙袋がきちんと封印されていなかった問題で、現場スタッフに懲罰を与えるよう選挙管理委員会に命令を発しました。
命令発令に先立ち憲法評議会は、この件で異議申し立てを行なった野党救国党からの聴取を行い、乱暴がなかったか、秘密投票が行なわれたかをたずねました。これに対し救国党は「乱暴がなく、秘密投票が行なわれたといっても、このような選挙は公正で透明とはいえない」と述べました。
いっぽう選挙管理委員会は、どのような懲罰を与えるのが相応かを検討中としながらも、今回の件はケアレスミスであり、また投票所スタッフの給料は安いので、あまり厳しい懲罰を課すと今後誰もスタッフになりたがらなくなってしまうとして、厳罰には消極的な姿勢を示しました。

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