リベラル紙「救国党党首と副党首は再教育キャンプに入りなさい」

リベラルな論調で知られるカンボジアの英字紙『ザ プノンペン ポスト』は、今回の選挙における野党救国党のレイシズムをとがめる解説記事を掲載しました。
あからさまなレイシズムを弄して大衆の人気獲得を狙い、カンボジアの和解と秩序を崩壊へ導く救国党のサーム=レアンシー党首とカム=ソカー副党首に対し、その行為は人民党に対して救国党が指弾するさまざまな罪悪よりもカンボジアのためにはるかに大きな害悪をなすと、長文をもって批判し、『Brother Enemy: The War after the War』を読むよう勧告したうえで、それでも「stupidly irrational and wholly bigoted statements」を発することをやめないならば、ラタナキリーあたりの再教育キャンプへ送られるのが相応である、と怒りの論調で結んでいます。
同紙は日ごろ、体制側の不正行為や不平等に対してきわめて厳しい論調を貫いており、選挙活動期間中も救国党寄りの書き方が目立っていましたので、この記事は同紙としては非常に異例の内容となります。
なお、カンボジアには実際には再教育キャンプは存在していません。

http://www.phnompenhpost.com/columns/bit-re-education-needed